肉体労働と筋トレの両立はできるのか?

肉体労働をしている人の中には、筋トレをしたいけど仕事との両立ができるのか気になっている人がいるのではないでしょうか。

当記事では、肉体労働と筋トレの両立はできるのかを解説します。

肉体労働をしながら筋トレをしたいと考えている人は参考にしてみてください。

肉体労働と筋トレは両立できる

肉体労働と筋トレの両立はできます。筋トレの目的は様々あると思いますが、ボディービルダーのように筋肉を肥大化させるようなトレーニングも可能です。

実際に、社会人として医療廃棄物の回収という肉体労働をしながら、ボディビル大会で優勝を経験されている人もいます。また、TBSの番組「SASUKE」に出場されていた山田勝己さんも鉄工所で働いていることが知られています。

参照:山田勝己 | Wikipedia

ただし、肉体労働は筋肉の疲労に繋がるため、トレーニングの質が落ちてしまう可能性はあります。

また、肉体労働でカロリーの消費量も多くなることから、筋肉をつけるために必要な栄養素を摂る工夫が必要です。

そのため、肉体労働と筋トレは両立可能ですが、効果的なトレーニングをするためには疲労回復や食事などに気を使う必要があります。

なお、肉体労働と筋トレを両立するには疲労回復が重要です。肉体労働の疲労回復については「肉体労働の疲労回復に効果がある方法を解説」で解説しているため参考にしてみてください。

肉体労働者が筋トレをするなら体の管理が大事

肉体労働をしながら筋トレをするなら体の管理をすることが重要です。

筋肥大のためには、筋肉への負荷や超回復のために必要な栄養素と睡眠が必要になるからです。

自身の体を管理するために意識する必要があるものとして次の3つが挙げられます。

  • 食事
  • 睡眠
  • トレーニング

それぞれ解説します。

バランスのいい食事

肉体労働と筋トレを両立するには、バランスの良い食事を心がける必要があります。

筋肉を作るのはタンパク質ですが、筋肉になるまでにはタンパク質以外にも様々な栄養素を介するからです。

【必要な栄養素を取れる食事例】

主菜(魚や肉など)筋肉や骨、血液などをつくる
主食(米やパンなど)体を動かすエネルギー源
副菜(サラダや味噌汁など)体調を整える
骨や血をつくる
乳製品骨や筋肉を作る
果物疲労回復
体調を整える
参照:スポーツ医学の心得 Ⅱ.スポーツ選手の食生活 | 一般社団法人 京都府医師会

ただし、食事だけでは、タンパク質や必要な栄養素が補えない場合があります。

そういった場合は、プロテインやサプリメントを摂取することで栄養補給を期待できます。

肉体労働と筋トレの両立を検討している人は、食事やプロテイン、サプリメントなどで必要な栄養素を補うことを意識してみてください。

なお、朝が忙しく栄養バランスを考えた食事を作れない人は、完全栄養食の「BASE BREAD」を検討してみてください。

BASE BREADは、26種のビタミン&ミネラル、13.5gのたんぱく質 、食物繊維など 、からだに必要な栄養素がつまった完全栄養パンです。

質の良い睡眠

肉体労働と筋トレを両立するには、質の良い睡眠も欠かすことができません。

睡眠中には成長ホルモンが分泌され、疲労や筋繊維の回復が行われるためです。

質の良い睡眠をとるためには、「寝る90分前に入浴する」「寝る直前はブルーライト(スマホやパソコンの画面)をみない」ことなどが効果的と言われています。

なお、必要な睡眠時間には個人差があると言われているため、一概に十分な睡眠時間を定義することはできません。

睡眠時間については、自身の体調などを考慮して判断するようにしましょう。

トレーニングの頻度

肉体労働をする人が筋トレと仕事を両立するためには、トレーニングの頻度も意識しておく必要があります。

筋肥大させるためには、筋肉への負荷が重要だからです。

また、肉体労働をする人は、筋肉痛などが仕事へ影響する可能性がある点に注意が必要です。

筋トレ後は、鍛えた部位を休めて超回復を促すことも筋肥大には重要です。

肉体労働の際に特に使用する部位の筋トレは週末に行うなどの工夫をするようにしてみてください。

なお、肉体労働の人も仕事後に筋トレをすることは可能です。

トレーニングをする際は、有酸素運動をし過ぎるとエネルギーを消費しすぎてしまう可能性があるので、筋肥大を目的にしている場合は、有酸素運動の量に注意をしましょう。

肉体労働のみでは筋肥大は難しい

肉体労働のみで、筋肥大を狙うことは難しいです。

筋肉を肥大化させるために必要なのは、筋肉へ繰り返し負荷を与えるような高重量のトレーニングと言われています。

また、無酸素運動によって成長ホルモンの分泌を期待できることも示唆されています。

肉体労働は、運搬や積み込みなどを行いますが、どちらかというと有酸素運動に近い状態です。

そのため、筋肉が肥大化するような効果を得ることは難しいでしょう。