肉体労働は何歳までできる?年をとっても続けられる?

肉体労働をしている人の中には、自分は何歳まで現場作業や変則勤務を続けていけるのか気になっている人がいるのではないでしょうか?また、このまま肉体労働を続けて年をとるとどうなるのか心配している人もいますよね。

当記事では、「肉体労働は何歳まで働けるのか」や「肉体労働を辞めた人は何歳くらいでどのような理由」だったかなどを解説しています。

肉体労働を何歳まで続けられるか気になっている人はぜひご一読ください。

シルバー
シルバー

この記事を書いている私も元々は肉体労働をしていました。

歳をとっても肉体労働は続けられるのかかなり悩んだ経験もあります。

その経験が皆さんの悩みの解消になれば嬉しいです!

肉体労働は何歳まででも続けられる

肉体労働は何歳まででも続けることができます。肉体労働の業種に明確に年齢制限が決められているわけではないからです。

ただし、肉体労働に限界を感じるタイミングは、仕事の内容や勤務時間などによって個人差があります。

たとえば、わたしが働いていた職場は、倉庫業務に加えて夜勤があったため40代前後になると「体力がなくなってきてしんどい」「夜勤がきつい」と感じてる人が多いようでした。

一方で、日中の仕事が中心になる鳶職が親族にいますが、50代後半でもバリバリ現役で働いています。また、60歳で個人事業主として一人親方をしている鳶職の人もいます。

そのため、肉体労働が年をとっても続けらるのかについては、個人差があり一概には言えません。

ただし、怪我や環境の変化などによって肉体労働が続けられるなくなる可能性を考えて備えておくことは重要です。私は、29歳の時に倉庫業の将来性を考えて肉体労働からIT業界へ転職を決意しました。

肉体労働をしていた人が辞めた理由

肉体労働をしていた人がやめた理由を、自分の周辺で集めてきました。肉体労働が何歳まで続けられるか悩んでいる人は、参考にしてみてください。

事例1

わたしは、「倉庫業」「シフト制勤務」「夜勤あり」という仕事でした。辞める決意をしたのは28,9歳です。

理由:40,50歳になった時に続けられる自身がなかった

転職先:メディア

事例2

辞めた年齢:30中盤

理由:結婚して子どもができたので福利厚生(家族手当)などが良い会社に入りたかった

転職先:事務職

事例3

辞めた年齢:20後半

理由:稼ぎを増やせるイメージができなかった

転職先:営業職

事例4

辞めた年齢:40半ば

理由:身体を痛めた

転職先:コールセンター

辞めた人の理由は様々ありましたが、多くの人に共通していたのが「体力的な面で続けられるか不安」でした。

肉体労働を続ける人は多い

肉体労働を辞めた人の理由について触れましたが、自分のいた職場では肉体労働を辞めた人よりも続ける人が多かったです。

理由としては、「身体を動かすのが苦じゃない」「文字や数字とにらめっこしたくない」「環境を変えるのが面倒」「転職したくても学歴や経験がない」などがありました。

年齢を重ねていたり肉体労働を長くしている人ほど、環境を変えるのが面倒に感じている人が多かった印象です。

ただし、続けている人の中でも体力的にきつかったり変則勤務がきつかったりが理由で、肉体労働の範囲内での転職や将来のことを考えて出来れば別の職種へ転職をしたいという考えの人もいました。

また、肉体労働を続けている人の中には、AIやロボットの発達によって肉体労働の仕事がなくなるのが心配という人もいました。肉体労働がAIの発達によってなくなるのかについては「肉体労働はAIやロボットによって無くなるのか?」で解説しているので参考にしてみてください。

肉体労働をする人は転職についても考えておく

肉体労働をする人は、転職について早い段階から考えておく必要があります。

歳をとってからも肉体労働を続ける意思がある人でも、体力の衰えや怪我などによって転職を検討する場合があるからです。

肉体労働は、業種によって得られるスキルが様々です。ただし、肉体労働から抜け出すことを考えた場合、現場で得られたスキルや知識を評価してもらえない可能性があります。

たとえば、事務職の面接を受ける場合なら、PCスキルや受電対応、資料作成の経験があるかなどを質問されるはずです。肉体労働で磨いた、車両操作や高所作業のスキルなどは事務作業には活かせないからです。

そのため、肉体労働からの転職を検討する人は、休日や勤務後などを使って転職の準備を進めておくのがいいでしょう。

ただし、余暇を楽しむことも大事なので準備に時間を掛けたくないという人は、転職サイトで募集を眺めるのがおすすめです。

市場がどのような人材を求めているかを確認できるため、転職について考える際の材料にできます。

なお、肉体労働をしている人の転職については「肉体労働から抜け出す方法は?やめたいと感じたらすることを解説」も参考にしてみてください。